オンライン診療だと、どうやってお薬を受け取るんだろう。
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
当院のオンライン診療では、「電子処方箋」を使います。
電子処方箋はとても簡単です。
「電子処方箋を使ったことがない」という人も、この記事を読めばすぐに使えるはずです。
「電子処方箋」を受け取る
オンライン診療を終えると、デジスマアプリに「6桁の数字」と「処方内容(控え)」が送られます。
この「6桁の数字」と「処方内容(控え)」が電子処方箋です。
どちらを使うかは、次の「薬局に電子処方箋を伝える方法」によって異なります。
薬局に「電子処方箋」を伝える
薬局に「電子処方箋」を伝える方法は、3通りあります。
- 薬局に行って、直接伝える場合、「6桁の数字」を使います。
- LINE(または独自アプリ)を使って、事前に伝える場合、「処方内容(控え)」を使います。
- Amazonファーマシーを使う場合、「6桁の数字」を使います。
薬局に行って、直接伝える
もっともシンプルで確実な方法は、薬局に行って、「6桁の数字」を直接伝えることです。
自宅にプリンタがない場合は、この方法がおすすめです。
マイナ保険証(健康保険証でも可)と、もしあれば受給者証を忘れずに持っていきましょう。
Tips実は、マイナ保険証さえあれば「6桁の数字」を忘れてしまっても、お薬を受け取れます。マイナ保険証があれば、薬局は処方内容が分かるためです。
薬局の先生は「6桁の数字」を使って処方内容を確認し、薬を作ってくれます。
薬の内容にもよりますが、おおむね20分くらいで作ってくれます。
待ち時間はありますが、もっとも確実な方法です。
LINE(または独自アプリ)を使って、事前に伝える
事前に「処方内容(控え)」を薬局に伝えておくことで、待ち時間を短縮することができます。
自宅にプリンタがある場合におすすめです。
薬局に「処方内容(控え)」を伝える方法はいろいろありますが、一例として「くすりの窓口LINEを使う方法」を書きます。
くすりの窓口LINEでは、「処方箋を撮影し、送信」という項目があります。
当院の「電子処方箋(控え)」を自宅のプリンタで印刷し、それをカメラ撮影してください。
6桁の数字だけではなく、最下部の保険者情報や公費受給者番号の欄までおさまるように撮影しましょう。
Tipsせっかくの電子処方箋なのに、一度プリントアウトして、カメラで撮り直すという作業は、きわめてナンセンスです。この残念な仕様は、電子処方箋が普及すれば改善されることでしょう。ご不便をおかけしますが、現状ではこの「プリントアウト→カメラ撮影」がもっとも簡単なのです。(技術的に可能な人は、pdfをjpg形式に変換し、送信してくださっても問題ありません)
利用したい薬局が、くすりの窓口LINEに対応していない場合は、「利用したい薬局名 アプリ」でgoogle検索してみてください。
ほとんどの薬局が、その薬局専用の独自アプリを持っているはずです。
(当院近辺では、平野薬局、ウッディ調剤薬局、フラワータウン駅ビル調剤薬局が独自アプリを持っています)
独自アプリを使う場合も、手順はおおむね同じです。
Amazonファーマシーを使う
Amazonファーマシーは、オンライン服薬指導と薬の郵送を行ってくれます。
これを利用すれば、病院にも薬局にも行くことなく薬を受け取れます。
(郵送料として別途550円または660円かかります)
オンラインで処方薬を。いつものお薬を、これからはAmazonで。Amazonファーマシー
なお、Amazonファーマシーは「6桁の数字」だけで利用可能です。
つまり、自宅にプリンタがなくても問題ありません。
まずは「電子処方箋」を使ってみましょう
文章で読むとなんだか難しそうに感じるかもしれません。
しかし、「電子処方箋」はそれほど難しくありません。
特に「薬局に行って、直接伝える」方法であれば、とても簡単です。
まずは「電子処方箋」を使ってみましょう。